2013年 世界遺産、富士山登頂成功

去年の登頂記事はこちら
2012年8月3~4日
登山未経験者が日本最高峰、富士山を目指す

今年の登山日は2013年8月17日。
去年、山小屋で寝れなかった経験から、宿泊しないで山行します。
前回は友人と2人で挑戦しましたが、今回は2人増えて4人で挑戦しました。
(本当はもう2人来る予定でしたが、車のトラブルで遅れて登りました)

前回同様、富士宮口から登りますが、下りは大砂走りを体験するため、御殿場口に出ます。
剣ヶ峰の頂上までは行きましたが、体調的にお鉢めぐりはしませんでした。
人数が増えたことと、バスが出ない早朝から登るため、水ヶ塚駐車場まで車で乗り入れています。

今回の登山計画

富士山登山計画

実際の各通過時間
04:06 水ヶ塚駐車場 発
04:34 富士宮口 5合目 着
===登山ここから===
04:49 富士宮口 5合目 発
05:09 富士宮口 6合目 着
06:13 富士宮口 新7合目 着
07:07 富士宮口 元祖7合目 着
07:52 富士宮口 8合目 着
08:56 富士宮口 9合目 着
09:53 富士宮口 9.5合目 着
11:00 富士宮口 山頂 着
===昼食===
12:34 剣ヶ峰 山頂 着
13:37 御殿場口 山頂 発
14:50 御殿場口 8合目 着
15:23 御殿場口 7.9合目 着
16:06 御殿場口 7.5合目 着
16:08 御殿場口 7.4合目 着
17:53 御殿場口 5合目 着
18:03 御殿場口 バス停 着
===登山ここまで===
18:28 水ヶ塚駐車場 着

登山口と駐車場の移動についての補足説明として、
行くときは水ヶ塚から富士宮口までタクシーで移動しますが、ピストン輸送しているので、駐車場には何台もタクシーが止まっていました。
何も不自由することなく、すぐに登山口に向かえます。

帰るときは御殿場口から水ヶ塚までバスで移動する予定でしたが間に合わず、タクシーも待っていません。
タクシー会社の案内があるので電話しましたが、町から向かうため30分くらいかかるとのこと。
たまたま通りかかってくれたタクシーがあったので、待ち時間は少なくて済みましたが、あらかじめ電話しておいたほうが良さそうです。
なんせ唯一、駐車場が無料の登山口ですから。

体力自慢が挑戦する御殿場口の不人気さが伺えます。
料金は水ヶ塚駐車場が1,000円、水ヶ塚駐車場から富士宮口までのタクシーが深夜料金で4,990円、御殿場口から水ヶ塚駐車場までのタクシーが1,870円でした。

さて、行程では、前日に水ヶ塚駐車場に駐車し、車内で軽く仮眠をした後、朝食を食べたりして、時間調整をしました。
午前4時の時点で風はありませんでしたが、外気は涼しいです。半袖は車に置いて、長袖で登ることにしました。

陽が高く昇るまでは、快適に登ることができます。人によっては寒いと感じる気温です。朝食用に準備したコンロで湯を沸かせたのは正解でした。
ここはまだ標高が低いので、沸騰温度も大丈夫です。

沸騰温度の参考

水ヶ塚公園:約95度、富士宮五合目:約93度、富士山山頂:約87度

この日の富士宮口の日の出が4時56分、御殿場口の日の入が18時47分となっているので、なんとか明るいうちに行程を終えた感があります。
今年から世界遺産になったことと、お盆の期間のため、混雑具合が心配で時間に余裕をもたせましたが、人の混雑は気になるほどありませんでした。

むしろ、自分ともう1人が軽い高山病になってしまい、山頂に近づくほど休憩が長くなりました。
やはり、8合目あたりから酸素が不足していると感じます。
去年は効果があった酸素缶でしたが、一時的に楽にはなっても、高山病の症状は改善されませんでした。

下山の途中から元気になったので、一度かかってしまうと、酸素缶程度じゃ気休めにしかならないということですね。
それでも酸素缶はあった方が良かったです。

今回の参加者のうち酸素缶保有者3名が全員持ってきたのはポケットオキシ。
10リットル入っていて、携帯に便利なコンパクトさが良いです。

後から登った2名のうち1名も高山病になり、9.5合目で登頂を諦めています。
彼はこの酸素缶を1本全部吸いきったそうです。
富士山登頂のために何度も伊吹山に登って体力をつけてきただけに、残念です。
それが前日に一緒にテニスをしてた仲間だったので、体調を万全にしなかったのが問題だったのかもしれません。
それとも、前回は山頂でご来光を見るために大渋滞でゆっくり登ったのが良かったのかもしれません。

Fuji_F6th
富士宮口六合目、雲海荘付近でご来光を拝む

Fuji_F7th_view
富士宮口七合目付近で、早くも距離感が普段と違う別世界に居ると感じます。
奥に薄く富士宮の町が見えます。

Fuji_snow
富士宮口九合目、去年宿泊した万年雪山荘付近。
今回の行程で雪が見えたのはここだけ。さすが万年雪山荘。

Fuji_F9.5th_view
富士宮口九合五勺付近、独立峰ならではの景観があります。

Fuji_Summit Fuji_crater
剣ヶ峰山頂(3,776m)と、富士山の火口。
1年ぶりですが、何度見てもスケールのでかさは圧巻です。

Fuji_soyjoy Fuji_300yen
富士山山頂、気圧の差でパンパンになったソイジョイの袋と、食事の後のトイレ300円。
おにぎりを3つ持っていきましたが、高山病の影響か食欲がなく1つしか食べませんでした。
代わりに、ソイジョイとゼリージュースで栄養補給をしました。
トイレは富士宮口8合目と山頂で使いました。
変な話、食事や休憩のときにたくさん水分をとって、わざわざトイレに入らないと、汗で出てしまいます。

Fuji_work
富士宮口を登ってすぐにある浅間大社奥宮の改修工事が進んでいました。
高所作業…ではないですが、標高の高いところで大変だと思います。
気候の都合上、作業期間は2か月間しかないですし。

Fuji_G9th_view
御殿場口九合目付近、雲海を横目に下る。

Fuji_G7.4th
御殿場口七合四勺付近、大砂走りの開始です。
山頂から赤い岩の中を下ってきましたが、ここから灰色の砂になります。
右に宝永山があり、こちらを通って富士宮口へ行く人も多いようです。
このとき、まだ高山病の症状は残っていたので、アップダウンのある宝永山へ向かうか、距離のある御殿場口へ向かうか、どうするか考えました。

Fuji_sand
御殿場口をそのまま下ると、標高1,440mの五合目までひたすら砂走りです。
途中に山小屋はありません。砂が入らないように脚絆が役に立ちました。
砂埃がひどいので、大勢で移動するときはマスクやタオルで保護が必要ですが、広大な大砂走り。
徐々に差が広がると周りは自分一人だけになり、必要なくなります。




持ち物について
ザックや登山靴など、標準装備は去年と変わらず。
登山未経験者が日本最高峰を目指す 準備

富士宮口五合目の服装は、100均のカウボーイハット、首にタオル、吸湿速乾のランニング用長袖、ハーフパンツという変な格好でした。
八合目あたりで寒くなり、レインウェア上下を着て、そのまま山頂へ。
使い古しのスノーボード用グローブは使いませんでした。
フリースはかさばるので持って行きませんでしたが、同行の女性は五合目から着ていたので、寒がりな人は必要です。
御殿場口の大砂走り手前の山小屋でAmazonで購入した脚絆を装着したときに、レインウェアの上だけ脱いで、そのまま五合目まで下りました。

脚絆はAmazonで1,480円の安物ですが、問題なく使えました。
石や砂がほとんど入らず、快適でした。
靴底の紐は丈夫じゃないので、使用頻度が多いとすぐに使えなくなりそうです。


飲み物は、前回2,000mlでギリギリだった教訓から、ハイドレーションに1,800mlの水、アクエリアス500mlを2本、ポカリスエット500mlを2本の4,000mlを持って行きました。
気温が低いこともあって、アクエリアス2本と、水は500mlも飲んでいないです。
濃いポカリよりアクエリアスの方が好きです。

ハイドレーションは、platypus(プラティパス)ビッグジップSL1.8Lが3,460円、バイトバルブ カバーが680円でした。
開口部が広く、ホースや口が外せるので、水を入れる時も、乾燥させる時も、作業しやすいです。
口がうっかり地面に付くので、バイトバルブ カバーは必須です。
ザックがハイドレーションに対応していないので、そのままザックに入れて、ファスナーとファスナーの間から出しています。
余ったホースはザックの中に丸めてあるので、荷物を出す度に長さを調整する必要があり、面倒です。


行動食は、100均干し梅1袋、D2オリジナル エネルギーチャージ2パックと、ソイジョイ2本、バランスパワー2本を2袋、塩分チャージタブレッツを2つかみ、しみチョコ。
塩分チャージタブレッツは、塩飴と違って熱で融けないのが良いです。
意外にソイジョイやバランスパワーのような、バーになった補助食品を多く食べました。
しみチョコは手を付けず、宿で酒のつまみになりました。
同行する人数が多いほど、休憩時の食べ物にバリエーションが出ますね。
柿の種やドライフルーツ、チョコレートなどをいただきました。


そのほか
日焼け止めは今年から基準が増えたPA++++、SPF50+の、チューブではないタイプ。
大砂走りで自分撮りに使ったのが、スノーボードでも活躍した、ランドポート Pocket xshot PXS-036です。

携帯バッテリはAnker Astro3E。
少々かさばりますが、バッテリ容量10000mAh、USB2ポート、出力3Aの、安心タイプです。
8時間程度しかもたないテザリング用のスマートフォンの電源をバックアップし続けてくれました。


余談ですが、車中泊するときに、アイマスクと耳栓があると快適ですよ。

それから、スマートフォンに富士登山NAVIをインストールして持って行きました。
驚いたのが、AR技術を利用した位置情報でした。
御殿場ルートで現在位置がわからなくなったときに使ったのですが、カメラで富士山を撮影するとおおまかな位置情報を出してくれました。
そのときは8合目の表示が出て、10分歩いたら本当に8合目の標識が出てきました。


宿泊は足をのばして、山中湖で。
山中湖畔 湖水亭 たかむら
お喋りな方が主人の、岩塩風呂がある素泊まり旅館です。1人4,200円。
標高が高いので、夏の夜でも寒いくらいになります。
ご主人がお喋りな方で、スピードスケートの選手だった話や、議員さんだった話をしてくれました。
昔は山中湖に厚い氷が張って、そこで練習したそうですよ。
代々この地に住んで見えるそうです。
帰り際にトウモロコシとコーヒーをいただきましたが、甘くてうまいトウモロコシでしたよ。

昼ご飯に沼津の丸天で食事をして解散しました。
さて、再度登頂することになった富士山ですが、自分としては何度も登る山じゃないと思います。
眺めは良いですが、ひたすら溶岩なので面白みに欠けます。スケールが大きすぎて、似たような景色が続きます。
なので、自分を試すというか、訓練をしているような気になります。高山病にかかると、景色を楽しむどころじゃないですし。

参加者の一人が言ってました。
「富士山は登るもんじゃない、遠くから見るもんや」

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