学資保険代わりに米ドル建て終身保険は使えるのか、過去のレートで計算してみた

はじめに

妻が子供を身籠ったので、ファイナンシャルプランナー(以降FP)の方と学資保険を検討することにしました。
保険マンモスでFPを紹介してもらった話は別の記事で。
保険マンモスでファイナンシャルプランナーを紹介してもらった

目標金額300万円

受取時期や金額が決まっている学資保険よりも、終身保険のほうが使い勝手が良いということで、33歳の妻に10年払込の終身保険をかけることにしました。生命保険なら、資金繰りが順調で保険の受取が不要なときは継続することができるので。
よくある、18歳の大学進学のときに300万円貯める目標にします。
ママノート 《教育資金・コツ3 》 教育資金は、いくら用意すればいいの?

私が株や投資信託で資産運用をしている話をしたこともあって、米ドル建ての終身保険の提案がありました。
外貨の為替手数料や為替リスクはあるが、日本円より金利が良いのと、円高のときを狙って一時払いをすれば、為替リスクを抑えることができるのではないかと。

そんなにうまくいくのか、過去のレートで計算してみました。
1ドル80円の頃に怖くて米ドルを買えなかった経験もあり、毎年ドルを買って積み立てると想定します。

米ドル建終身保険

お勧めされたのはこちら。
メットライフ生命 USドル建て終身保険
・被保険者 33歳女性
・保険期間 終身
・保険金額 6万米ドル
・10年払込満了 年払 2,152米ドル/年
・低解約返戻金プラン

積立額は21,520米ドル、積立利率が最低の年3.00%だったとして、大学入学の19年後は26,079米ドル(返戻率 約121.1%)になります。

年齢 返戻金(米ドル)
10年後 43歳 19,761
11年後 44歳 21,846
12年後 45歳 22,338
13年後 46歳 22,841
14年後 47歳 23,353
15年後 48歳 23,876
16年後 49歳 24,410
17年後 50歳 24,954
18年後 51歳 25,510
19年後 52歳 26,079
20年後 53歳 26,662

円建終身保険

一方、円建で勧められた終身保険こちら。
オリックス生命 RISE
・被保険者 33歳女性
・保険期間 終身
・保険金額 500万円
・10年払込満了 年払 294,640円/年
・低解約返戻金型

積立額は2,946,400円、大学入学の19年後は3,307,750円(返戻率 約112.2%)になります。

年齢 返戻金(円)
10年後 43歳 2,097,700
11年後 44歳 3,030,200
12年後 45歳 3,063,950
13年後 46歳 3,098,050
14年後 47歳 3,132,400
15年後 48歳 3,166,950
16年後 49歳 3,201,850
17年後 50歳 3,236,850
18年後 51歳 3,272,150
19年後 52歳 3,307,750
20年後 53歳 3,343,600

為替を考慮

USドル建は為替のレートやコストが絡んできます。
為替手数料を0.5円、為替レートは年間平均として、過去にこの保険を契約したとして、19年後にどうなったかシミュレーションします。
世界経済のネタ帳 USドル/円の為替レートの推移

年間平均(円/米ドル) 移動平均10年(円/米ドル) 払込額(円) 返戻金(円) 払込額-返戻金(円) 返戻率(%)
1980 226.7408
1981 220.5358
1982 249.0767
1983 237.5117
1984 237.5225
1985 238.5358
1986 168.5198
1987 144.6375
1988 128.1517
1989 137.9068 198.9139
1990 144.7925 190.7191
1991 134.7067 182.1362
1992 126.6513 169.8936
1993 111.1978 157.2622
1994 102.2078 143.7308
1995 94.0596 129.2832
1996 108.7791 123.3091
1997 120.9909 120.9444
1998 130.9053 121.2198 4,291,387 3,400,840 -890,548 79.2
1999 113.9068 118.8198 4,115,035 2,957,536 -1,157,499 71.9
2000 107.7655 115.1171 3,930,330 2,797,377 -1,132,953 71.2
2001 121.5289 113.7993 3,666,871 3,156,313 -510,558 86.1
2002 125.3880 113.6730 3,395,043 3,256,954 -138,089 95.9
2003 115.9335 114.1465 3,103,846 3,010,390 -93,456 97.0
2004 108.1926 114.7450 2,792,933 2,808,515 15,582 100.6
2005 110.2182 116.3609 2,664,371 2,861,341 196,970 107.4
2006 116.2993 117.1129 2,613,484 3,019,930 406,446 115.6
2007 117.7535 116.7892 2,619,410 3,057,854 438,444 116.7
2008 103.3595 114.0346 2,567,762 2,682,473 114,711 104.5
2009 93.5701 112.0009 2,488,080 2,427,175 -60,904 97.6
2010 87.7799 110.0024 2,459,721 2,276,173 -183,548 92.5
2011 79.8070 105.8302 2,457,002 2,068,247 -388,755 84.2
2012 79.7905 101.2704 2,467,194 2,067,817 -399,377 83.8
2013 97.5957 99.4366 2,480,073 2,532,159 52,086 102.1
2014 105.9448 99.2119 2,514,846 2,749,895 235,049 109.3
2015 121.0440 100.2944 2,531,030 3,143,667 612,637 124.2
2016 108.7929 99.5438 2,524,063 2,824,171 300,108 111.9

graph

最低利率で計算をしているので条件は悪いですが、最近の10年だけ見たとしても円建の112.2%を超えたのは2年のみで、4年も元本割れしています。
本来の終身保険として何十年も先の長期運用であれば、満足のいく返戻金の額になるのかもしれませんが、学資保険として利用するのは危険ではないかと思います。
私は円建終身保険を選びました。
円のリスクを憂慮するのであれば、別口で先進国債の投資信託なんかをノーロードで買ったほうが、換金性が高いですし良いと思いますが。

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