食用油から石鹸を作る

はじめに

食用油の賞味期限が切れたため、何か使い道は無いかと考えていたところ、石鹸を作るキットが売られていたため、挑戦してみました。
石鹸を作るには油のほかに強アルカリが必要なので、取り扱いに注意が必要な作業があります。
強アルカリにナトリウムを使うと固形石鹸、カリウムを使うと液体せっけんになるようですが、ここでは固形石鹸を作ることにします。

物資の調達

固形石鹸を作る場合、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使う方法が良く紹介されていますが、苛性ソーダは劇物指定のため、購入には薬局等で書類手続きが必要となっています。
そのためか、通販で売られている手作り石鹸キットは、劇物指定されていないオルト珪酸ソーダ(オルトケイ酸ナトリウム)を使うものばかりのようです。
コスト的には苛性ソーダの方が半額くらいで購入でき、必要な分量も半分で済むため、製造コストは苛性ソーダにかなり分があります。
ただし購入できたとしても、余った分の保管や破棄に細心の注意が必要なため、トータルとして、必要な分しか入っていないキットの方が楽ではないかと思います。
オルト珪酸ソーダの方も、加水分解で苛性ソーダを生じるため、取り扱いに注意が必要なのは変わりないです。

今回、購入したキットはこちら
UYEKI(ウエキ)洗剤専門ショップ
固める油コックさん 2個セット 1,404円(税・送料込)

混ぜるだけで石鹸が作れるキットです。
1箱で300ccの油を2回処理できます。
油は温度によって体積が変わるため、重さで測るのが一般的です。
賞味期限が切れた油のボトルもグラム表記になっています。
油の比重は0.92なので、300ccは276gですね。
薬剤は1回ごとにA剤とB剤の2つの袋に分かれていて使い切りなので、油の量に合わせて処理するようなことはできません。
余った油は次回に残しておくことにします。

手順

側面の説明を掲載しているサイトが少ないので載せておきます。



できあがった石鹸は、キッチン用か洗濯用を主なお勧めの用途としています。
項目の最後に「手洗いに」となっていますが、phの調整等は行っていないため、洗顔等人体のデリケートな部分の用途には使用しないほうが良いと思います。

内容物は次の通り。

オルト珪酸ソーダが粉末ではないので、飛散しなくて作りやすいと見るか、袋に付着して使いにくいと見るか、人によって違うかと思います。

キットの他に準備したものは次の通り。

手順通りに作っていくと、粘性が強くなり、乳白色になります。

この後、かき混ぜ棒を抜いて2週間放置しました。
できあがった石鹸は固まっていますが、市販の石鹸のようにカチカチではなく、包丁で切れるし、手で割れます。
100均の石鹸ネットに入れて使っていますが、一丁前に泡立つし、油汚れがきれいに落ちます。ただ、水がかかると簡単に溶け崩れてしまいます。

コスト計算

A剤20g、B剤150g、油276gとすると、できあがる石鹸の重量は446gでしょうか。
油は廃棄予定のものなので0円。薬剤代が350円、割り箸や輪ゴムを合わせて10円として、1回あたり360円で作ったとします。
計算すると100gあたり80円となります。
市販の石鹸と比較するのもなんですが、洗濯石鹸500gの塊が定価356円(100gあたり71円)で売っているのを見ると、コスト的なメリットはありません。

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