自作干しかごを作る

2012年11月24日

空気が乾燥している今の時期は、絶好の乾物日和です。
家庭で小規模に干す場合は、3段くらいの干しかごを使うのが一般的ではないかと思います。

ただ、買うと千円くらいするので、もっと安くならないか考えていました。
昔ながらのザルで干す方法もありますが、風で飛ばされたり、虫などの侵入は少なくしたい。
ザルの上にフードカバーなんかで保護することも考えましたが、地面に置きたくないので、かごを吊るす方向にします。

100均で眺めていたら、取っ手の付いた網の虫かごがそのまま使えそうでした。
ただし、サイズが小さすぎるのと、プラスチック製で紫外線に弱そうなのであきらめました。
次に洗濯ネットを吊るすことを思いつきましたが、立体的な洗濯ネットを見つけることができず、しばらく計画は頓挫していました。

ある日、たまたま立ち寄った100均に立体的になる洗濯ネットを見つけたので、即買いして、干しかごを作ってみました。
この洗濯ネット、「丸裸」という少々いやらしい名前がついています。

材料は3つ。
洗濯ネットとハンガーと補強用の針金です。
材料費は200円もしません。

洗濯ネットの底を平らに広げるように、針金をネットに編みこんで、ハンガーにネットをひっかけるだけのお手軽工作です。
出し入れのためのファスナーは、ちゃんと上にあります。
この完成した干しかごに、生のエノキ茸を200g入れてみました。
エノキ同士が重なるので、このくらいが限界量のようです。

1日干してみて表面はそこそこ乾燥しましたが、底が生乾きだったのでひっくり返して干します。
およそ3日ほど干せば、乾燥エノキの完成です。
十分実用できる干しかごができました。

なお、乾燥エノキは数日程度なら常温で保存できそうですが、完全に水分を飛ばしているわけではないので、1か月も置いておくと、カビが生えました。
長期の保存は冷凍庫が良いのかもしれません。
それか、天気の良い日は常に干しておくとか。

追記
2013/05/26
ダイソーで野菜干しネットを見つけました。
少量でこれから始めようと思う人は、こちらを選んだ方が良さそうです。
daiso 野菜干しネット