NAS選定の罠
会社のパソコンやそれに付随する装置の、相談やら設定を一手に引き受けています。
中小企業によくある、「なんちゃってネットワーク管理者」です。
今回はNAS(ネットワーク接続ストレージ)の故障で、メーカをBUFFALOからI-O DATAに変更したところ、思わぬ問題に頭を悩ます結果になりました。
自分の覚書として、後人が同じ轍を踏まないように残しておきます。
BUFFALOとI-O DATAで迷ったら、BUFFALOを選ぶべし。
故障したのはBUFFALOのLinkStation、LS-H640GLです。
中身を取り出して、HDDは壊れていなかったので、ubuntuをCDブートして、データを吸い出すことに成功しました。
急遽、代替が必要ということで、課の担当者が近所の電気屋さんに電話したらしいのですが、I-O DATAしか置いていないとのこと。
こちらに相談を受けて、I-O DATAは実績が無かったのですが、各社の機能に違いはないという認識でした。
そうして購入したのは、I-O DATAのHDL-CE2.0Bでした。
しかし、BUFFALOと同じ設定ができないものが2つもありました。
1.共有フォルダにパスワードをかけるとき、ユーザ名を1文字に設定できない。
2.ワークグループに日本語が設定できない。
この仕様に合わせようとすると、関わりあるパソコン10台くらいの設定を全て変更しなくてはならないです。
なんとか設定を変更できる方法がないか探して、付属のMagicalFinderという設定ツールで、ワークグループに日本語を設定してみました。
設定を変えたのが運の尽き。ネットワークから一切アクセスを受け付けなくなりました。
メーカに問い合わせたら、金沢の修理センターに送ってほしいとの回答。
起きてしまったことは仕方ないですけど、焦りましたね。
幸い、分解しなくてもUSB接続でデータを吸い出せるのは助かりました。
仕方ないので、Windows機の共有で応急処置しました。
取説には英数字しか入力できないことが書いてありますけど、チェックが甘いですね。
仕事で使う、安心・安定したNASなら、BUFFALOをお勧めします。