docomo SO-03D(Xperia acro HD) ICSのテザリングのためのroot取得
SoftBankのガラケーからスマートフォンに替えて約1年、パケットし放題フラット(月額5,460円)の料金が気になるものの、スマホの使い勝手から抜け出せなくなってしまいました。
維持費を安くする対策として、SoftBankの端末はパケットし放題s(月額390円)にして、SoftBankの回線のデータ通信は一切使わず、Wi-Fiだけで済ませることにします。
これで月額5,070円浮くことになりますが、Wi-Fiスポットのある限られた場所でしかネットが使えないのは困るので、別で安いMVNOの回線とWi-Fiルータになる端末を準備して、どこでもWi-Fiが使えるようにします。
現在、MVNOを展開しているのは、ほぼdocomoのMVNOになるので、端末はdocomoかSIMフリーのものになります。
端末も、Wi-Fiルータか、テザリングができるスマートフォンになります。
明細から通信量を見てみると、モバイル通信は1か月で300MB以下に収まっています。
大抵のMVNOは、通信量が増えると通信速度が極端に落ちるので、使用の目安を知っておくことは重要です。
とりあえず端末を準備したいので、選定は後日にします。
値段や使用している人の数、端末の機能、将来SoftBankの端末をガラケーに戻すことなど、色々検討した結果、端末はテザリングができるスマートフォンのSO-03Dを選択しました。
この端末の特徴は、BluetoothやGPS、防水はもちろん、テザリングやおサイフケータイ、赤外線通信、アンテナ付のワンセグ、果てはラジオまでついている多機能性です。
もともとAndroid2.3ですが、現在は4.0にアップデートが可能です。
知らない人のために、随所で見かけるICSってのはAndroid4.0のことです。
残念なのは、Xiに対応していないので回線の速度はLTEの速度は出せず、最高でもFOMAハイスピードの速度になります。
また、バッテリが一体になっているので、へたった場合はdocomoショップで1万円近く出して交換するか、自己責任で分解して交換することになります。
さらに、テザリングはMVNOを使う場合には一般には使用できないため、今回のようにテザリングしたい場合は、自己責任でroot化してファイルを変更する必要があります。
docomo Xperia acro HD SO-03D
http://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/so03d/
この端末を、楽天オークションで本体価格13,800円+消費税690円+送料740円+楽天あんしん決済手数料575円=15,805円で落札しました。(2013/06/10)
色はAqua。本体のみで、付属品は一切ありません。
状態が悪いもので目立つ傷が多いですが、気にしません。
電源を入れて確認しましたが、充電能力は80%以上あり、バッテリの持ちに問題があるわけではなさそうです。
バッテリー内蔵型のXperiaにてバッテリーの劣化状態を調べる方法
http://xenonews.blog50.fc2.com/blog-entry-3991.html
さて、本題のroot取得に入ります。
手順はこちらを参照してください。
Xperia acro HD (SO-03D) をEMOBILEで使う
http://d.hatena.ne.jp/nyanonon/20130122/p2
表現が違ったり、躓いたところをここで重点的に紹介するので、補足資料としてどうぞ。
EMOBILEで使うわけではないので、CWMの起動を確認するところまでは共通でいけます。
なお、自分のパソコンの環境はWindows7の64ビット、Flashtoolは0.9.11.0を使います。
Flashtoolは32ビット版でも64ビット版でも問題なく使えます。
アップデートファイルのパスがWindows XPと異なります。Windows7の場合は
C:\Users\All Users\Sony Ericsson\Update Engine\db\13740270\blob_fs
です。
Flashtoolの表現が少し異なります。
アップデートファイルからftfファイルを作成する – 3.
Tools – SEUS Decriptです。
アップデートファイルからftfファイルを作成する – 4. 5.
Xperia acro Sのkernelとsystemだけを焼く(上書きする) – 5.
Xperia acro Sのkernelとsystemだけを焼く(上書きする) – 6.
1つ目のroot化バッチを実行 – 6.
解決にもっとも時間を費やしたのがここで、Step1_LT26w.batを実行しても、「ADBでの接続待ち」で停止していました。
原因は端末がUSBメモリとして認識していたようで、デバイス マネージャにてドライバを更新、「Sony sa0103 ADB Interface Driver」がインストールされたら、通りました。
XMLファイルの変更に関しては、端末にSuperuserとESファイルエクスプローラーをインストールし、パソコンにファイルを転送して書き換えてから、端末を上書きしました。
この方法だと、端末を初期化しなくて済むようです。
root・SIMロック解除 テザリングAPN強制を外す Xperia GX SO-04D
http://b00111.blogspot.jp/2013/02/rootsim-apn-xperia-gx-so-04d.html
使える目途が立ったので、あとはMVNOをどこにするかですね。