SoftBank 107SH(PANTONE 5)でS!メール(MMS)をWi-Fiで送受信できるようにする
2013年9月9日追記
2013年08月21日に、ソフトウェアのアップデートにて、Wi-FiでS!メールを送受信できるようになったようです。
PANTONE(R) 5 SoftBank 107SH/ボス電 SoftBank 107SH Bをご利用中のお客さまへ
Wi-Fi接続設定をするのに、一時的にモバイルデータの制限を解除して設定してみましたが、モバイルデータをOFFにすると、送信/受信共に失敗しました。
この記事でインストールしたメーラをアンインストールしても同じ現象だったので、引き続きオリジナルのメーラを使わず、Google playのメーラを使います。
MVMOのために、中古で購入したdocomo SO-03Dのrootを取得して、テザリングをできるようにしたのが以前の記事です。
docomo SO-03D(Xperia acro HD) ICSのテザリングのためのroot取得
MVNOはOCN モバイル エントリー d LTE 980にしました。
その際の記事は後日にするとして、メインの機種で3Gのデータ通信を使用不可にして、データをWi-Fi一本にした場合、SoftBankのSHARP機種に固有の問題が1つありました。
SoftBankメールでS!メール(以下、MMS)が送受信できません。(2013年06月27日 現在)
S!メール(MMS)がWi-Fiで送受信可能になりました
SoftBank自体の対応が去年の末に対応で、専用のメーラがプリインストールされているSHARP機種は置き去りになっています。
Google playの表示もこの通り。
「SHARP機種は全機種非対応、富士通機種は101Fのみ対応」
そこで、SDカード経由でSoftBankメールをインストールします。
なお、ここで紹介するのは正規の手順ではないため、サポートはありません。
一連の手順を行ったことにより損害が発生する可能性があるので、自己責任でお願いします。
まずは、SoftBankメールを入手します。
AndroidのOSが2.xはバージョン2.7、OSが4.xはバージョン3.5になります。(2013年06月27日 現在)
Androidのアプリケーションは、拡張子が.apkで表されるパッケージで提供されていてます。
OSが2.xの場合は、Windowsのパソコンのみで入手できたので、後述します。
OSが4.xの場合、SHARP以外のメーカでOSがAndroid4.xでrootを取得している機種が必要です。
幸い、前回テザリングのためにrootを取得したdocomo SO-03Dがあります。
通常であればdocomoの機種でSoftBankのアプリケーションをインストールできないようにフィルタリングされているので、まずはSoftBankの機種がアクセスしてきたように偽装します。
パソコンでMarket Enablerをダウンロードします。
http://code.google.com/p/market-enabler/
[Featured] – [Downloads] – [MarketEnabler_vxxxx.apk]から。
今回はMarketEnabler_v3113.apkでした。
SoftBankの機種に偽装する端末(ここではSO-03D)の「サードパーティ製アプリのインストールを許可する」にチェックします。
MicroSDカードまたはUSB経由でSO-03DにMarketEnablerを転送します。
SO-03Dから、ES ファイルエクスプローラーでMarketEnablerをインストールします。
インストールが終ったら、先ほどの「サードパーティ製アプリのインストールを許可する」のチェックを外しておきます。
MarketEnablerを実行して、「Set custom」タブにある番号を「44020」にして「Set to this values」をタップします。
この番号は、docomo:44010、au:44070、SoftBank:44020だそうです。
SO-03DでGoogle playのアプリを実行し、SoftBankメールを検索すると、インストール可能になっています。
インストールした後、ES ファイルエクスプローラーの「アプリマネージャ」でSoftBankメールをバックアップします。
バックアップしたアプリは/sdcard/backups/apps/以下にあるので、SDカードに移動するなり、USB経由なりで、パソコンに移動します。
再度MarketEnablerを実行して、docomoの44010に戻しておきます。
ここからはAndroid2.x/4.x共通です。
バックアップしたアプリを、SHARP製の機種(ここでは107SH)にMicroSDやUSB経由でコピーします。
SoftBank製のアプリでも、ファイルからインストールする場合は、「サードパーティ製アプリのインストールを許可する」のチェックが必要なので、107SHにも設定します。
107SHからES ファイルエクスプローラーで.apkファイルのあるパスを開き、ファイルのアイコンをタップしてインストールします。
インストールが終ったら、先ほどの「サードパーティ製アプリのインストールを許可する」のチェックを外しておきます。
これでWi-Fi対応のSoftBankメールがインストールされました。
使い勝手がSHARP専用のものと少々違いますが、似通っているので、すぐに使いこなせると思います。
パッと見たところ、メールの送信日時の指定がありませんでした。
それから、以前のメールのデータは引き継いでいません。特に無くても良いので、ここではやりません。
Wi-Fiを接続しておいて、「モバイルネットワーク経由のデータアクセスを有効にする」のチェックを外し、Wi-Fiのスリープ設定を「画面がOFFになったとき」にして、画面をOFFにした状態で、パソコンからMMS宛にメールを送ってみましたが、新しい方のSoftBankメールから着信の反応がありました。
自分自身にSMSも送りましたが、新しい方が着信しました。
ただ、アプリごとの着信音を設定している場合、「お知らせ」の着信音になってしまいます。
2013年07月02日 追記
Wi-Fiのスリープ設定をしたとき、確かに通知は来ますが、Wi-Fiのスリープを解除してまで受信はしてくれません。
画面をONにすると、受信した旨のメッセージが表示されているので、受信をタップして初めて受信できます。
迷惑メールも受信したことになり、頻繁にメールが届くと鬱陶しいので、Wi-Fiのスリープ設定を解除しました。
SoftBankメールのアイコンが2つになってしまいました。
古い方はあまり使わない隅の方に移動しておくと良いです。
Android2.xの場合は、BlueStacksというWindowsやMac上で動作するエミュレータがあるので、端末を用意しなくても4.xと同じ手順でできます。
BlueStacks
http://www.bluestacks.com/
Windowsの場合、デスクトップにできたStart BlueStacksのショートカットから実行できます。
パソコンのマウスとキーボードを使って、スマートフォンと同じように操作できます。
日本語入力するには別でインストールが必要なんでしょうか。もっとも、英語入力しかできなくても問題ありません。
rootは取得する必要はありません。
.apkファイルがBlueStacksに関連付けされるので、MarketEnablerは端末に転送しなくても、ダブルクリックするだけでインストールされます。
インストールしたアプリはホームの「マイ・アプリ」にあります。
MarketEnablerを実行して、「Set custom」タブにある番号を「44020」にして「Set to this values」をタップします。
ホームから虫眼鏡をタップして、SoftBankメールをインストールします。
同じようにES ファイルエクスプローラーのインストールもします。
ES ファイルエクスプローラーの「アプリマネージャ」で「メール」をバックアップします。
バックアップしたアプリが/sdcard/backups/apps/以下にあるのは同じですが、.apkファイルは/mnt/sdcard/bstfolder/Documents/以下に移動します。
そうすると、スタートアップの「ドキュメント」からファイルを取り出せます。
ドキュメントの実際のパスはWindows7の場合、C:\Users\[ユーザ名]\Documents\以下ですね。
ここのときはメール_2.7.apkが取り出せました。
この先はやっていないですが、.apkが入手できれば、2.x系でも同じだと思います。