Raspbianにnginxとmuninをインストールして負荷をグラフ化する
以前、玄箱でサーバを構築していたときはApatche2とMRTGでモニタリングしていました。
これはブラウザでサーバの負荷がグラフ表示されるツールです。
外部に公開しないので、簡単に概要を知るだけなら十分です。
見ているだけでも楽しいですし。
サーバをRaspberry Piに替えてからモニタリングしていなかったので設定することにします。
今回はWebサーバに軽量と評判のnginx、モニタリングツールは項目の追加・削除が簡単なmuninを使います。
ちなみにnginxはエンジンエックス、muninはムニンと読むらしいですよ。
インストールはaptで簡単にできます。
# aptitude update
# aptitude install nginx munin munin-node
まずは、nginxの設定から。
# vi /etc/nginx/sites-available/default
初期設定で/usr/share/nginx/wwwがルートになっていて、そのまま使うことにします。
同一LANからのアクセスを許可するためにallow 192.168.0.0/24;を追加します。(IPアドレスが192.168.0.xのとき)
location /doc/ {
alias /usr/share/doc/;
autoindex on;
allow 127.0.0.1;
allow 192.168.0.0/24;
allow ::1;
deny all;
}
ルートにmunin用のディレクトリを作成します。
# mkdir -p /usr/share/nginx/www/munin
# chown -R munin:munin /usr/share/nginx/www/munin
nginxを再起動して設定を適用します。
# service nginx restart
同一LANのコンピュータのブラウザからRaspberry PiにアクセスしてWelcome to nginx!が表示されれば、nginxの設定は完了しました。
http://raspberrypi/
次に、自分の好みでmuninにCPUの温度を監視させるプラグインを追加します。
プラグインは、こちらのサイトからいただきました。
https://gist.github.com/informationsea/4148209
プラグインのディレクトリにファイルを作成しました。
# vi /usr/share/munin/plugins/sensors_temp
# chmod 755 /usr/share/munin/plugins/sensors_temp
シンボリックリンクを作るだけで、プラグインを追加したことになります。
# cd /etc/munin/plugins
# ln -s /usr/share/munin/plugins/sensors_temp sensors_temp
muninを再起動します。
# service munin-node restart
muninは5分おきにグラフを生成します。
しばらくしてからブラウザでアクセスすると、グラフが表示されます。
http://raspberrypi/munin/
とりあえず描画してみて、不要だと思うグラフがあれば/etc/munin/pluginsにある該当するシンボリックリンクを削除して、service munin-node restartをすれば良いです。